「英単語がおぼえられない!!」
これが多くの大学受験生共通の悩みであり、一番の問題でもあると思います。
ボクもそうでした。
最初は学校でもらった英単語帳を、授業の英単語テストに向けて勉強していましたが、テストの次の日にはすぐ忘れていることがほとんどでした。
教科書の文章にでてきた英単語も、定期考査が終わればすべて記憶から消えてしまっています。
そこで必要になるのは「覚えやすい」「忘れない」英単語の勉強法です。
今回はそれをご紹介しましょう。
1. 自分だけの英単語帳をつくろう!
多くの受験生を見ていると、某予備校が出している英単語帳に、必死にふせんを張りつけて勉強している姿が多いです。
しかしこの方法、実はとても効率が悪いのです。
その理由は以下の3つです。
・単語を文章で覚えられない。
・単語と意味を1対1で覚えるため、実践的じゃない。
・知っている単語が出てきて効率が悪い。
市販の単語帳の多くは「英単語」と「英単語の意味」がセットで書かれています。
このまま覚えても力にはなるのですが、実際の入試問題を解くためには遠回りになってしまいます。
何故なら入試問題では、「英単語は文章の中で問われる」からです。
英単語が並んでいて、その意味を答える一問一答形式であれば、市販の単語帳でも全く問題ないでしょう。
しかし実際の入試問題は英語の文章で出題されます。
また市販の英単語帳には、自分が知っている英単語が意外と登場します。
特に自分に合っていないレベルの英単語帳を使ってしまうと、非効率な勉強になってしまいます。
そこで自分だけの英単語帳を作ることをおすすめします。
ではマイ英単語帳を作るメリットは、
・読んだ文章から「自分のわからない単語のみ」抽出することができる。
・読んだ「文章の内容と合わせて覚える」ことができる。
・自分なりに見やすく「カスタマイズ」できる。
・「安く」つくれる。
マイ英単語帳は、自分が実際に読んだ文章の中から「意味が分からない英単語」を抽出していきます。
そのため、自分が知らない英単語だけに焦点を当てて勉強することができます。
さらに実際の「英文と合わせて覚えることができる」ので、英単語帳と英文の音読で二倍復習することができます。
また、自分でノートにペンで書いてノートを作るので、「自分なりに見やすくカスタマイズ」することができます。
もちろん市販の英単語帳を買うよりも「安く」作ることができます。
2. マイ英単語帳の作り方
まずマイ英単語帳を作る際に気をつけてほしいことは一つだけです。
「凝りすぎずにシンプルにすること」これが一番大事です。
ではそれ以外の基本的な仕組みをご紹介します。
1.B5のノートを見開きで使う。
2.読んだ長文、和文英訳、英文和訳、文法問題など、自分が触れたあらゆる英文の中で、知らなかった英単語を書く。
3.どの文章から抽出したのかを示す。
4.英単語は必ず紙辞書で調べ、文章中で使われた意味のみマーカーを引く。また、英単語帳にもその意味のみ書く。
5.英単語は左のページにスペルと発音記号、右のページに意味を書き、一つの英単語を書いたら、一行開けて次の英単語を書く。
この5つのルールを守って実際にマイ英単語帳を作ると下図のようになります。
実は市販の英単語帳は、すごく情報量が多くて覚えにくい。
このくらいシンプルな方がこの後にご紹介するマイ英単語帳の使い方を実践する際に効率が良いのです。
マイ英単語帳は作るだけではなく、使いこなすことが最も重要です。
3.マイ英単語帳を音読しよう!
マイ英単語帳を作ったら、あとは音読して覚えるだけです。
実は英語は音読して覚えることが最も効率が良いのです。
読んだ文章も音読することを前提に、英単語帳も音読していきます。
そして音読の仕方にもいくつかルールがあります。
・発音記号を意識して読む。
・自分の耳にしっかりと聞こえてくるように大きく読む。
・英単語と意味を、文脈を思い出しながら読む。
・以上の3つをこなしながらできる限り速く読む。
さてこれらの利点を考えていきましょう。
発音記号を意識して、正しい発音ができるようになることで、センターの発音問題対策になります。
文章を常に意識して読むことで、知識を結び付けて覚えることができます。
できる限り速く読むことで、効率が上がりますし、1対1でなく、知識のまとまりとして覚えやすくなります。
まとめ
効率の良い英単語の勉強法
・マイ英単語帳を作る
・音読して覚える
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