こんにちは、superwriterです。
ネットの記事を読んでいると、ボクら20代はミレニアル世代と呼ばれ、上の世代とは異なる価値観で生きている人たちとして紹介されることが多いです。
特に指摘されるのは、ミレニアル世代は、お金を使いたがらない、ということ。
そこで、その理由は何なのか。
20歳のボクが実際に考えてみました。
未来に金銭的希望を持っていない
若者がお金を使いたがらない一番の理由は、未来に金銭的希望を持っていないことではないでしょうか。
ボクら20代は、生まれた時から、失われた20年と呼ばれる長期不況の真っただ中でした。
だから高度経済成長のエネルギーも、バブル経済の爆発感も知らない。
生まれた時から、経済成長というものを実感したことがないのです。
そして今の20代が、これから年を重ねていくにつれて、一番懸念されるのは、戦後日本を支えたたくさんの制度が成立しなくなる可能性があるからです。
例えば、年金制度。
これは人口が増加し続けることを前提にした制度です。
2005年以降、日本の人口増加は止まり、これからは圧倒的な少子高齢化社会に突入することになりました。
現状でも個人の年金負担が急増する中、ボクら20代が年金をもらえるようになるころには、そもそもの制度自体が成立しなくなってしまうのです。
それを見越した政府は、積み立てNISAなど、国民が個人で行う資産形成を推奨するようになりました。
これは、暗に、年金制度をはじめとした社会福祉の限界を示しています。
つまり、ボクら20代は、お金を貯めずに使ってしまうことに危機感を感じているのでしょう。
楽しいことはお金を使うことだけじゃない
そんな20代がネガティブな世代かといわれると、実はそうではありません。
20代の満足度、幸福度は、実は比較的高いというデータも存在しています。
それはひとえに、ボクら20代にとって、楽しいことはお金を使うことだけじゃないから、ということでしょう。
ブランドものの服を買わずとも、古着屋やメルカリを有効活用する人たちをよく目にします。
高額な都心の居住費をまかなうために、シェアハウスとして利用する人たち、車を持たずとも、相乗りする人たち、安くておいしいお店の需要が高まり、こうした小さな変化が起こっています。
時代の変化によって、若者が使えるお金の総額は減りました。
しかし、その少ないお金で、同じくらい楽しく暮らせるような方法を選ぶ人が増えています。
そんな人たちのために開発されたサービスもたくさんあります。
20代のボクらは、こうして楽しさを見出しているのです。
20代の若者たちは、現実にシビアながらポジティブ
つまり、ボクら20代の若者たちが、お金を使いたがらない理由は、経済的な現実をシビアに見つめながらも、その中にポジティブな楽しみを見出しているからなのです。
経済成長のエネルギーを知らないボクらの進む方向は、新しいブレイクスルーを目指すのか、それとも限られた資源の中で幸福度を追い求めるのか。
少なくとも、限られた資源の中でのノウハウを積み重ねることは、ボクら20代が選択したリスクヘッジの1つと言えるでしょう。
何が正しいのかはよくわかりませんが、こうした考えを発信することに意味があると、ボクは思っています。
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